奥之院

奥之院

奥之院は高さ4メートル余りで、天平の住古、下野の国司、若田氏高卿の奥方が、子宝に恵まれなかったのを嘆かれて、この奥之院に籠り折念して授かった一子が後の勝道上人です。
上人は当山を開山されるとともに、彼の日光山の開祖と仰がれる大徳で、この因縁から、奥之院の十一面観世音は子授け、子育ての観音として信仰されています。

出流山満願寺の奥之院の写真
奥之院の中の様子

奥之院へは、大悲の滝から石段を登ること百余段で奥之院の拝殿に入ります。
この拝殿が鍾乳洞の入口になっており、中に鍾乳石で自然に出来た十一面観世音菩薩の後ろ姿のご尊像が拝されています。

大悲の滝には、満願寺の本堂の奥にある山道より約1km歩いたところにあります。
山道はとても緑豊かで、まわりには秋海棠が咲いてます。
御詠歌が山道の数メートルおきに立っていたりと、飽きさせない山道となっています。

出流山満願寺の滝の写真
入山料
大人300円 / 人数
子供200円 / 人数